もしミスをしたらその後どうする?
人が対応している以上、ミスを100%防ぐことはできません。もしミスをしてしまったらどのように対処すれば良いのでしょうか?まずは状況をしっかりと把握し、それから改善策を考えていきましょう。ミスをしたら気持ちが落ち込んでしまいますが上手く切り替えなければ今後の業務にも影響してしまいますよ。後輩の新人看護師がミスをしても責めるのは絶対にしてはいけません。自信をなくし恐怖心を与えてしまうだけです。落ち着いた空間で話し合い、気持ちが落ち着くまでフォローしましょう。
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絶対押さえておくべき対処法がコチラ!
医療現場で起こるミスは避けなければなりませんが、ヒューマンエラーを100%防ぐことはできませんよね。「ミスをしない」と心がけるだけでなく、同じミスを繰り返さないようにしっかりと原因を把握して改善策を考えることも重要です。例えば、患者に投与する薬を間違えてしまった場合はどのような薬剤と間違えてしまったのか、なぜ確認を怠ったのかを追及しましょう。他の薬剤と似通ったアンプルで見間違えたのであれば、薬の保管場所を変更するなどの工夫が必要です。
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気持ちを切り替えて立ち直るには
ミスをしたからといっていつまでも落ち込んでいても仕方がありません。同じミスを繰り返さないように心に留め、前向きに行動するようにしましょう。そのためには何をしたのかをきちんと理解する必要があります。インシデントが発生した時の状況や要因、その時の自分の心情、改善策などをインシデントレポートとしてまとめるとミスを客観的に振り返ることができますよ。モヤモヤとした気分が晴れないなら気持ちを切り替えるためにマッサージを受けたり、読書をしたりするのはどうでしょうか?自然と気持ちが落ち着いてくるはずです。
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後輩がミスをした時のフォローも大切
ミスはどうしても業務に不慣れな新人看護師に多いんですが、ミスをして自信をなくしている後輩にはどのように声をかければ良いのでしょうか?よくミスしたことを責める人がいますが、その対応はNG。かえって委縮させてしまうだけですよ。ミスしたことに注目するのではなく、どうすれば再発を防げるのかを第一に考えて行動しましょう。ミスを振り返る時は人前ではなく落ち着いて話せる面談室や会議室で行うようにしましょう。大勢の人がいる前で叱責してはいけませんよ。
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ミスを減らす&繰り返さないコツ
ミスを減らすためには思い込みをなくすことが大切です。これはベテラン看護師に特に言えることですが、緊急性の低い場面では業務がルーティン化していることがあります。作業を効率良く進めていくことに注力しているため、確認を怠ってしまう場合があるんです。作業する時は脳内で言語化し、必ず確認しながら行うようにしましょう。過去のヒヤリ・ハット事例を確認するのも良い方法です。どのような場面でどんなミスが起こっているのかをあらかじめ把握しておけば、似たような場面に遭遇した時に未然にミスを防ぐことができますよ。
経験の浅い看護師におすすめの記事!
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職場で簡単にできるリフレッシュ術
簡単にできるリフレッシュ術を紹介しているので疲れを感じている人はぜひお試しを!おすすめは音楽を聴いて気持ちを落ち着かせること。好きなアーティストの曲やヒーリング効果のある川のせせらぎを聴くだけで疲れた心がほぐれていきますよ。
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絶対押さえておくべき対処法がコチラ!
患者の不注意が原因で与薬事故や転倒事故が起こる場合もあります。直接関与していませんが監督不行届きだとして看護師のミスになってしまうことも。納得できないかもしれませんが、組織全体の問題として再発防止に取り組みましょう。
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新人がやってしまいがちなミス
新人看護師は自己完結せず何でも質問するように心がけましょう。先輩看護師が忙しくしていると些細なことを質問するのはためらってしまいますが、知ったかぶりで行動する方が危険ですよ。遠慮せず質問するようにしましょう。