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看護師のミスについて考察<働く看護師の窓口>

ミスをした後の気持ちの切り替え方

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気持ちを切り替えて立ち直るには

気持ちを切り替えて立ち直るには

ミスをして背中がヒヤリとした経験は誰にでもありますが、すぐに気持ちを切り替え前向きに進むことができる人もいれば、いつまでもミスしたことを引きずって気分が落ち込んでいる人もいますよね。インシデントから立ち直るまでの過程や期間は個々に違いますが、多くの人はどのようにして立ち直っているのでしょうか?

何をしたのかをきちんと理解する

何をしたのかをきちんと理解する

インシデントを起こしてしまった自分を責める人がいますが、それではすぐに立ち直ることはできませんよ。「なぜミスをしてしまったのか?」をきちんと理解することが大切です。多くの病院では自分がしたことを客観的に理解できるようにインシデントレポートを記載する決まりを設けています。
インシデントレポートにはミスした時の状況や要因、改善策などを記載していきますが、記載するのは起こった事象だけではありません。焦りや緊張、うっかりなど自分の感情や体調なども記載します。環境要因や組織的要因を含めて総合的に見ることで、同じミスを繰り返さないように次回につなげることができるようになります。インシデントレポートの記載方法は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

気持ちの切り替え

気持ちの切り替え

インシデントを起こしたことを客観的に理解するためにインシデントレポートは発生から24時間以内に記載することがほとんどです。ですが、書き終えたからといって落ち込んだ気持ちやモヤモヤが解消されるわけではありません。気持ちが晴れず「自分はダメな人間だ」といつまでも落ち込んでいる人もいます。自分の犯したミスを反省するのは大切なことですが、今後の仕事に影響を及ぼさないためにも気持ちを切り替えることが大切です。落ち込んだ気持ちを引きずっていると「またミスをしてしまったら……」と不必要に緊張したり、恐怖心が出てきたりしてまたミスをしてしまう可能性も。
まずは気持ちを落ち着かせて気持ちを切り替えることを意識しましょう。マッサージやヨガで身体と心のコリを取ったり、読書やアロマで気持ちを落ち着かせたりするのも良い方法ですよ。気持ちが落ち込んでいると食欲がなくなったり、眠れなくなったりと生活習慣にも影響が出ます。そうなると、さらに負のスパイラルに陥ってしまうので気をつけてくださいね。インシデントを起こして気分が落ち込んでしまうのは仕方がありませんが、ミスしたことを今後の経験に活かすべく気持ちを上手に切り替えることを心がけましょう。

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