心身の疲労を効果的に回復する
疲れが溜まった状態だと集中力が低下して適切な判断ができなくなりますよ。日常生活で簡単にできる疲労回復法を「身体の疲れ」と「心の疲れに」分けて紹介していますので、ぜひ取り入れてみてください。
身体の疲れを回復する
身体の疲れを取るのに効果的なのは軽い運動です。アクティブレストとも呼ばれる方法ですが、軽く汗を流す程度の運動をすることで血流が改善し老廃物を排出しやすくなるんです。
老廃物は静脈の血流を促すと排出されやすくなりますが、静脈は筋肉のポンプ機能で動くので筋肉の動きが悪くなると静脈の流れも悪くなってしまいます。筋肉をあえて動かして静脈の血流を改善しましょう。また、運動することは精神の安定や平常心の保持にもつながります。これは脳内を活性化するセロトニンが増えるからです。セロトニンは精神安定剤と似た分子構造なので、分泌量が増えることで精神的な安定が得やすくなりますし、ストレスを軽減する効果もあります。
軽い運動を習慣化すると高いリフレッシュ効果を得られますよ。でも毎日行う必要はありません。週に1回、30分程度の運動で大丈夫です。ウォーキングをしたり、YouTubeで室内向けの運動動画を見たりするだけでも構いません。
疲れ過ぎて軽い運動をする気力すらない時もあるでしょう。その場合は寝る前にストレッチをするだけでOK!ストレッチで筋肉の緊張が緩められるので、圧迫されていた血流が改善し老廃物を排出していきます。寝る前に行うことで副交感神経も優位になるので質の良い睡眠にもつながりますよ。それに手足の冷えを解消する効果もあります。看護師は女性が多いので冷え性に悩んでいる人もたくさんいるはずです。数分ストレッチをするだけでも大分違いますよ。ぜひやってみてくださいね。他にもお風呂にゆっくり入ったり、バランスの良い食事を摂ったりすることも疲労回復に効果がありますよ。
心の疲れを回復する
手軽にできるのは瞑想です。呼吸を意識して心の状態を整える呼吸瞑想は職場でもすぐに実践できますよ。背筋を伸ばして座り、4秒間かけておなかを膨らませながら息をゆっくり吸い、8秒間かけてお腹をへこませながら息をゆっくりと吐き出します。これを1~5分繰り返すだけですが、注意したいのは「呼吸を意識する」こと。仕事のミスや苦手な上司のことなど何か別のことを考えそうになったら呼吸に意識を戻すように心がけましょう。
モヤモヤが改善されない場合はシンドイと思うことを紙に書き出してみるのもおすすめ。心理療法のひとつに筆記開示と呼ばれる方法があります。これは自分の感情や思考を包み隠さずノートに書き出すことで不安や不満を外部に移動し前向きに行動できるようにする方法です。状況を客観視できるので冷静に判断できるようになりますよ。
経験の浅い看護師におすすめの記事!
-
職場で簡単にできるリフレッシュ術
簡単にできるリフレッシュ術を紹介しているので疲れを感じている人はぜひお試しを!おすすめは音楽を聴いて気持ちを落ち着かせること。好きなアーティストの曲やヒーリング効果のある川のせせらぎを聴くだけで疲れた心がほぐれていきますよ。
-
絶対押さえておくべき対処法がコチラ!
患者の不注意が原因で与薬事故や転倒事故が起こる場合もあります。直接関与していませんが監督不行届きだとして看護師のミスになってしまうことも。納得できないかもしれませんが、組織全体の問題として再発防止に取り組みましょう。
-
新人がやってしまいがちなミス
新人看護師は自己完結せず何でも質問するように心がけましょう。先輩看護師が忙しくしていると些細なことを質問するのはためらってしまいますが、知ったかぶりで行動する方が危険ですよ。遠慮せず質問するようにしましょう。